横浜総合建設株式会社とは?
横浜総合建設株式会社は、横浜を拠点に解体工事を手がける会社です。工事件数は神奈川県で1位、全国でも8位を誇り、いま全国No.1を目指して歩みを進めています。
「解体屋は怖い」というイメージを変えたいという思いから生まれた人気キャラクター「壊志郎(コワシロウ)」も、この会社の大きな魅力のひとつ。地域に親しまれる企業であり続けようとする姿勢が、随所に表れています。
そして特徴的なのが、営業・現場監督社員がほとんど辞めない働きやすい環境です。安西社長ご自身がサラリーマン時代に「無駄だ」「嫌だ」と感じたことを徹底的になくすことで、独自のスタイルを築いてきました。今回は初代社長である安西社長に、その歩みと考え方をうかがいました。


人気キャラ「コワシロくん」誕生の背景
ウェブサイトで拝見して気になったのですが、「壊志郎(コワシロウ)くん」というキャラクターはいつ頃できたんですか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司10年ほど前につくりました。もともと私は不動産屋だったのですが、20年ほど前に解体業に携わるようになりました。不動産屋時代から「解体屋は怖い」というイメージを持っていたので、自分がやろうと思ったときに、その怖いイメージをなくそうと考えてキャラクターをつくったんです。

不動産から解体業へ。独立までの歩み
もともと不動産でご活躍されていたとのことですが、なぜ解体の業界に足を踏み入れることになったのでしょうか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司解体をやっている会社から「不動産部を作るからうちに来てやらないか」と誘われたのがきっかけです。利益の折半という条件で「建売」を任せたいという話でした。
ところが3年ほどして業績が良くなり、そのままいけば年収4,000万円ほどになりそうな状況になったところで、社長から「利益の折半は多すぎるから20%にしてくれ」と言われました。せめて30%にとお願いしましたが話にならないと言われ、突然の減額に納得がいかず辞めたんです。
そこからどのように解体業を始めることになったのですか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司不動産業界には知り合いが多かったので、他の会社で同じ条件でやろうと思っていました。そのタイミングで、バブル時代に営業をやっていた頃の元上司から「解体の見積もりを頼むよ」と電話があったんです。
私は不動産と建売しかやっていないので断ったのですが、なんとかしろと言われました。まだまだ「縦の関係」が強い時代でしたから。既に上司では無かったんですけどね(笑)。
それで渋々知り合いの解体業者に見積もりをお願いしたところ、「ついででいいから解体を取ってきてくれれば利益の半分をあげる」と言われたんです。前にいた会社で予定していた入るはずの収益をもらわずに辞めてしまっていたので、まずは何を置いても生活費を稼がなければならなかったんです。それがきっかけでした。解体業を始めてから、もう22、23年になります。

マクドナルドで学んだ「無理と思わずやってみる」
働き方や経営に一貫した考え方を感じます。その原点はどこにあるのでしょうか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司高校生の頃、マクドナルドでアルバイトをしていました。閉店後の片付け作業は、いつも10時半から11時までかかっていたんです。
高校生はタイムカードを押して10時に帰らなければならず、大学生だけが残る。それが申し訳なくてタダで手伝っていたのですが、あるとき高校生同士で「10時前に終わらせよう」と話しました。店長に「終わったら遊んでいいですか」と聞いたら「できるわけない」と言われましたが、それでも絶対やろうと決めたんです。
具体的にはどう工夫されたんですか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司たとえばケチャップのディスペンサーは、1日使うと固まって洗うのに1〜2分かかります。それを閉店前に先に洗って新しいものと入れ替えておけば、閉店後は30秒で流せる。ケチャップもマスタードもビッグマックソースも、同じように工夫していきました。
一つひとつ1分ずつ縮めていった結果、最終的に9時50分に終わったんです。そこで学んだのは「最初から諦めるな」ということ。やってダメならまだしも、最初から無理だと決めつけない。これが会社を作ってからも、すべての根本になっていると思います。

「嫌だったことをやめる」働きやすい環境づくり
建設業界では人手不足が課題とよく聞きますが、御社ではどのように向き合っていますか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司創業から17年、実はここ最近までほぼ募集をしていないんです。今いる社員のうち、募集で入った営業や現場監督は2〜3人ほどで、あとはほとんどが社員や不動産業界からの紹介です。仕事がやりやすいので、みんな辞めないんですよ。
辞めない環境をつくる秘訣はどこにあるのでしょう?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司一番は、自分がサラリーマン時代に嫌だったことをやめることです。たとえば朝礼は毎日同じことを言っていて無駄だと思っていましたし、朝9時に会社へ来て挨拶して出ていくのも無駄な時間だと感じていました。それをなくそうと考えたんです。
営業社員に車を1台与え、朝は会社に来なくていい
交通費は出さないが、自宅近くの駐車場代は会社が負担する
直接現場へ向かえるので、無駄な移動時間がなくなる
そうすると面白いもので、逆に自主的に8時に現場へ行く社員が多いんです。仕事がやりやすいから辞めない。募集にお金をかけるより、まず社員が仕事をしやすくするというのが私の考えです。

「損して得取れ」で全国No.1を目指す
安西社長が昔から大事にしている考え方があれば教えてください。
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司座右の銘というほどではありませんが、よく言うのは「損して得を取れ」です。自分から最初は損をして、後で得を取る。結果的に得になることが多いんです。
もう一つ大事にしてきたのは、人に嫌われないようにすること。お客さんも社員も、嫌われたら終わりですから。
その考えのもと、会社としてどこを目指しているのでしょうか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司いま工事件数は神奈川県で1位、全国で8位です。やはり全国1位を目指しています。売り上げでは大きい会社に敵わないので、一番の目標は工事件数です。8位なのだから、できなくはない。マクドナルドの話と同じで、どうすれば1位になれるかを今考えています。
そのために人を増やす必要があり、いまは費用をかけて募集もしています。横浜ベイスターズの試合の際にはテレビ神奈川でCMも流していて、上半期で達成しようとしていた定員数の方を採用する事が出来ました。

就活生・若い世代へのメッセージ
今の学生は選択肢が多くて、やりたいことがわからないと悩む人も多いです。どう考えればいいでしょうか?
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司やりたいことが決まっていない人に、これをやれと強制するのは良くないと思います。「こういうことをやってみたい」という人には一緒に考えられますが、そうでなければ何も言えません。
まず考えるべきは「何のために仕事をするか」です。芸術家などその道を究めたいという方もいらっしゃいますが、大半の人はお金(生活)のためですよね。私はたまたま嫌々やった不動産の営業がバブル期で運良く稼げた。若い頃に稼げたので、そこにいたいと思ったわけです。
今の若い人は稼ぐより時間が欲しいという人が多いのかもしれません。それも考え方の一つで全く否定はしませんが、もし稼ぎたいのなら稼ぐためにどう働くかを考えればいい。世の中は、やったらやっただけお金がもらえると思った方がいいと思います。その場所その場所で勿論上限があります。その上限では納得できないのなら、自身で上限を上げる。又は上限の高い場所を目指す。その為には何を学ぶか何をすべきかを考え、着実に行動に移すという事です。
最後に、これから社会に出る若い人へ伝えたいことをお願いします。
横浜総合建設株式会社 代表取締役:安西 伸司自分が一番うまくいったのは、真面目にやってきたことだと思います。人に嘘をついたり騙したりせず、一時の利益のために信用を裏切らないこと。
信用をつけるには何十年もかかりますが、失うのは一瞬です。だからこそ大事にした方がいい。まず人に好かれること、つまり信用を得るための行動を考えることです。仕事は40年、50年と続くものですから、長い目で考えて行動した方がいいと思います。





