太平洋建材株式会社とは?
太平洋建材株式会社は、内装工事に携わる工事店様へ資材を販売する会社です。昭和53年に創業、昭和58年に設立され、40年以上にわたって業界を支えてきました。現在はJKホールディングスグループの一員として、大阪市東成区の本社をはじめ、西淀川区、堺市、そして2026年7月には京都市にも営業所を構え、拡大の方向へと歩みを進めています。
数多くのメーカーとお客様をつなぎ、施工に必要な資材を揃えられる内装工事店様専用のスーパーマーケットのような役割を担い、必要な資材の手配から現場への配送、さらには資材についてや搬入をスムーズに進めるための提案まで、幅広くサポートしています。
グランフロント大阪や万博、USJといった大規模施設から、町のお店の改修工事まで幅広い現場に資材を納入してきた実績を持ち、微力ながら街づくりを陰で支えています。
人手不足が課題とされる建設業界のなかで、若い社員も定着し、明るい雰囲気で成長を続ける会社です。

事業内容と会社の歩みについて
まず御社の事業について教えてください。建材を扱われているとお聞きしましたが。
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文内装工事をされている方に対して、建築材料を販売する仕事です。街の商業施設やオフィスや店舗、様々な建築物に使われる資材を扱っています。
かなり歴史のある会社なんですね。いつ頃からこの事業をされているんですか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文創業は昭和53年、設立が昭和58年で、40年以上の歴史があります。私自身はこの会社がJKホールディングスグループに参入した際に来ましたので創業当時からいるわけではありません。就任してからは2年半ほどになります。

社長就任と大切にしている考え方
社長に就任された当時は、どのようなお気持ちでしたか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文JKホールディングスからいきなり社長という立場で来たわけですが、これまで太平洋建材で働き、築き上げてきたみなさんの仕事を大きく変えようという気持ちはありませんでした。今ある良いものをさらに伸ばし、企業として成長や拡大を目指していきたいという信念で社員のみなさんと協力して進めてきました。
前職では営業部の部長を務めていましたが、部長を何年か務めた後にグループ会社へ移るのは多いパターンでした。ただ少し早かったこともあり、「そうなのか」と驚いたのは事実です。サラリーマンとして部長をやるのとは違う重責、という意味ではいろいろと思うところもありました。
経営されるなかで、大切にしている考え方はありますか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文働いてくれる社員のみなさんが、前向きな気持ちで来てもらえる会社にしたいと思っています。社内であまり率直な言葉にはしませんが、そこは特に大切にしています。

この2年半で、しんどかったことや思わぬ苦労はありましたか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文ご購入いただいているのが内装工事の工事店さんで、中には少人数でされている小さい会社さんもあります。そういった会社さんを応援していきたい気持ちはありますが、資金繰りなどの関係で支払いなどのお金のトラブルが起きることがあります。そこは悩みと言えば悩みですね。
建材業界の現在とこれから
建材業界は、市場としては大きくなっているのでしょうか。それとも縮小傾向なのでしょうか。
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文日本の人口は減少傾向にありますので、国内の建築業界全体を見れば縮小傾向であるのが、正直なところです。ただ、当社がターゲットにしている都市部(関西)では商業施設の近代化がまだまだ続いており、人口減少のなかでも当面はそれなりの水準が維持される業界だと考えています。
また、「衣・食・住」は人が生きていく上で必ず必要なものであり、それに携わる仕事は無くなることはありません。その中で、当社がどういった役割を担い、社会に貢献していくか…そこに活路があると考えています。
現場のお仕事は人手不足が課題と言われますが、御社でもそうした状況はありますか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文確かに工事現場は過酷なイメージがあり、若い方に「やりたい」と思ってもらいにくい業界ではあります。
また、飲食業などはこの数年でITを取り入れ大幅に人手不足を解消していますが、建築は大きく重たい物を扱う、また臨機応変な技術が求められるなど、IT化が進みにくい業界でもありますね。
当社にも様々な部署があり、写真にもあるような倉庫(店舗)の部署では夏は暑い、冬は寒い中での作業になりますし、朝現場に向かう前に材料入手したいというお客様のご要望を叶えるために開店時間も早い、また、休日も交代制で開けているため年間休日的には週休2日制よりやや少ないのが現状で、そのため採用のハードルが高いのは事実です。
ただ、環境改善は常に課題として、社をあげて取り組み続けていますし、そうしてみなさんが頑張った分はもちろん評価(給与)に還元します。そういった事を入社前の会社説明でしっかりお話しして、みなさんに納得して入社していただけています。私が来てからも社員は増えており、若い方も定着していて会社の雰囲気は良いですよ。

建材業界ならではのプラス面もあれば教えてください。
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文内装工事のお客様は、建築業界の中では若い方が意外と多く、店頭などでお客様と話をすると趣味の話やお子さんの話、これからやっていきた事業拡大など明るい話題をよく話します。お互いにポジティブな気持ちになれるお客様とのやりとりが良いなと感じます。
仕事のやりがいと就活生へのメッセージ
このメディアは工業高校の生徒さんなども見ています。ご自身がどのような経緯で歩んでこられたか教えてください。
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文1995年の阪神大震災の年に就職、JKホールディングス(ジャパン建材)の前身となる会社に入社ました。サイディングという戸建て住宅の外壁材の工事を7〜8年ほどしていて、トラックで現場を走り回り、阪神大震災後の神戸の復興にも携わりました。
その後、30歳少し前の頃に配属が変わり、建築材料を売る物販の部署に移りました。そこからは営業職としてステップアップしてきました。
今の学生は選択肢が多く、やりたいことを決めきれない人も多いように感じます。何かアドバイスはありますか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文古い考え方と言われるかも知れませんが、私は「頑張っていれば結果(実力)は絶対についてくる」と思っています。ただこれはやはり多少、時間がかかってしまう事で、時間の流れを早く感じる昨今ではそれを待ちきれず、ついすぐに明確な手応えや結果を求めてしまう焦りが出てしまうかもしれません。しかしそれですぐに転職を繰り返していると、社会人としての力はなかなか育ちにくいものです。
そこで、私が少しだけアドバイスできるとすれば「やりたいこと」だけにとらわれず、すぐに諦めずに腰を据えて頑張ろうと思える「いたい場所」になる仕事や会社を探す気持ちを持ってみると、少し何か違って見える事があるかもしれないよ。といったところです。
仕事のやりがいについて、社内ではどんなお話をされていますか?
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文最近気づいたのは、自分のしている仕事が誰の何の役に立っているのかを考えると、その仕事のやりがいがわかるということです。
仕事とは誰かの役に立って「君のおかげだ」と、お礼として金銭をいただくこと。
例えばプロスポーツ選手は、そのパフォーマンスに感動したり明日への活力を感じ「元気をもらえた!ありがとう!」と思うお客さんがいるからそれが仕事として成立しています。ただそのスポーツをする事が仕事ではありません。よく「皆さんの応援が力になります」とインタビューで答える選手を目にします。あれは「皆さんの応援がやりがいなんです」と置き換えられるでしょう。
自分のプレー(仕事)がお客さん(誰か)のいい表情に繋がった(役に立てた)事が嬉しい。これが「やりがい」です。
これを自分に落とし込んで、自分が誰に何をしてあげられるか、これまで培った能力でどう人の役に立てるかを整理すると、自分に向いている仕事が見えてきますし、それを自分の中に確かに持っている事が、やりがいを見失わない事になります。

最後に、建材業界や現場の仕事の面白さを教えてください。
太平洋建材株式会社 代表取締役社長:井上 隆文当社の仕事はざっくり言うとスーパーマーケットのようなものです。一つの部屋を作るのに様々なメーカーの資材が必要ですが、お客様が全部を自分で買いに行って現場に運ぶのは大変です。そこを当社がメーカーとの橋渡し役となり、資材を集めて現場に送ります。
お客様が求める材料を手配して集める
現場へスムーズに送り届ける
「こういうパターンで入れると搬入がスムーズですよ」などの提案をする
お客様の求める事に応え、さらに期待を上回るアドバイスをする。そこが我々の、お客様の役に立つ部分であり、プライドややりがいに繋がります。
また、後世に残る大きな建物や商業施設に関われるところも楽しみです。当社も万博やUSJなどの様々なエリアにも資材を納入しました。身近なところではイオンなどの商業施設や、時には自分の母校なんてのもありました。
ふとそこを訪れた時に「ここには自分が手配した材料が使われている」と思えるのは、なんだか嬉しいものです。
自分の関わった建物で誰か楽しく過ごしている…「自分の仕事が役に立ってるんだ」とアツくなる瞬間ですね。




